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狭小地への建築

押し壁工法とは?

その名の通り、あらかじめ作っておいた壁をクレーンや職人達で、定位置まで押しながら移動させて上棟させる工法です。 通常は、建物の外周に”足場”を組むスペースが必要なのですが、狭小地ではそれすら難しい場合があります。しかし先人達の知恵によってこのような工法が編み出されました。※隣地との距離は確認が必要です。


通常なら,このように建物の外周に足場を組むスペースを確保する必要があります。
その幅は約60cm。両側に着くと考えると120cmのスペースが必要ということになります。


しかし狭小地では、そんなスペースありません!!!!! > <。
この土地は間口がとっても狭いので、足場を組んで建築した場合、
建物の大きさはタクシーの横幅くらいになります。狭い(泣)

そんな問題も"押し壁"で解決!

壁を立てたまま作業することもありますが、こちらの現場では、このように寝かせた状態で仕上げます。 このときには、窓の取り付けや外壁材など全ての壁の工程が終わっています。 職人達は”壁”に乗って作業していたので、作業が終わったあとはしっかり掃除をします。

今回は3階のアパートを建てますが、一気に3階までの壁を作って押す訳ではなく、 階層ごとに押し壁を繰り返し、上棟します。

完成した外観がこちら↓
オレンジのワンポイントが映えるシンプルな外観に仕上がりました。

お隣さんとの距離は手のひらくらい!! なんとも斬新で巧妙な工法でした。

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